出張講義紹介「今治西高校」【地域探究】

2025年01月02日

出張講義紹介「今治西高校」【地域探究】

今治西高等学校2年生の総合的な探究の時間「ZEST」のグローカル分野で本学地域連携センター長の大成経凡先生が指導助言を行っています。
10月17日の中間発表会では、5つの班それぞれが春から進めてきた研究テーマをプレゼンしました。
互いの班へ質問する際は、俳句甲子園のようなディベートが展開される場面もあって、まさに熱き戦い。

あれもこれもと欲張り過ぎて、データや事例を多く提示してしまい、時間オーバーする班もありました。多すぎると、逆に焦点がぼやけてしまいます。精選してテーマにフォーカスし、一貫性をもって動機からまとめへの展開が見られると、聞いている側にはわかりやすく、共感を得ることができます。また、画面に投影された文をそのまま読み上げるのではなく、かみ砕いて要点をしっかり聞き手に伝えることができているのか、目線が聞き手に対して向いているのか、そして自分の言葉で自信をもって発表することも大切です。

現地調査に出向いて、聞き取り調査やアンケートを行った班もありました。文献調査や行政の統計データももちろん大切ですが、実際に自分の目と耳で当事者に確認をとる作業は、とても原始的なようで想定以上の成果を得ることができます。

本学の留学生に聴き取り調査をした班は、商店街のイベントに出向いて市民にもアンケートをとっていました。方言を地域振興や愛郷心の醸成ととらえる班やご当地おにぎりを考案してインバウンド対応を図りたいとする、とても発想のユニークな班もありました。
グローバルな視点を持つためには、足元のローカルな知見がとても大切になってきます。自らの国や地域の歴史文化を誇り(自信)を持って語れるようになって欲しいです。

12月11日は、英語スピーチによる最終発表会に、大成先生と本学留学生が出席する予定です。
最優秀の班には、東京で開催されるプレゼン大会への出場権が用意されています。
頑張ってください!

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