出張講義紹介「北条高校」【プレゼンアドバイス】

2024年12月28日

出張講義紹介「北条高校」【プレゼンアドバイス】

昨年に続き、愛媛県立北条高等学校3年生の「総合研究」の科目で、本学地域連携センター長の大成経凡先生が効果的なプレゼンの仕方について出張講義を行いました。

同校は総合学科高校として、従来の普通科・専門学科という枠組みにとらわれない新しい教育観・学力観に立った教育活動を行っています。
10月15日の授業では、大成先生の実体験をもとにした、自身が講演(プレゼン)で大切にしているポイントを解説しました。

例えば、テーマの選定にあたっては、独創性やオリジナリティを意識すること。受講者の情報をあらかじめ確認し、関心の持てそうな話題を選ぶこと。聴衆の年齢層に気を配り、子ども相手ならやさしい日本語を使い、高齢者相手なら大きな声でゆっくり話すことなどが注意点として求められてきます。
カンニングペーパーを棒読みすると、下を向いて話すことから聴衆の表情が見えず、声も聞きとりづらいものになってしまいます。
プレゼンは中身も大切ですが、周辺環境に気を配る余裕が求められ、材料集めでは身近な地域に関心を持って欲しいです。

お手本を示すべく、3つの話題を紹介。
➀かつて高縄山は伊予国を道前・道後に二分する重要な山であった
②北条辻にある伊予銀行北条支店前の旧国道は、なぜクランクしている?
③JR伊予北条駅の駅名には〝伊予〟があるのに、柳原駅と粟井駅にはついていないのか?

これらの謎解きを解説しながら、ふだん見過ごしがちな地域の歴史文化について関心を深めました。

様々な地域の変化に対して、自分がどうかかわるのか、どういう思いを抱くのか、関心を持って生活して欲しいと思います。

#今治明徳短期大学 #出張講義 #北条高校 #総合研究 #いまばり博士
20241015

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