「介護予防(フレイル予防)の第一歩は食事から」
2022年01月14日
2021.12.13に廿日市佐方市民センターで、2021.12.20には廿日市中央市民センターでそれぞれ栄養管理コース1年の学生4名とともに介護予防の活動を実施しました。参加者は両日で22名(佐方6名・中央16名)でした。
当日は、フレイルチェックシートを用い、身体計測(握力・上腕周囲長・皮下脂肪厚)を行い、また、指輪っかテストでサルコペニアを調査し、参加者の方々の今現在のフレイル状態をチェックしました。1週間分の食事調査票(10食品群のチェック表)も配布し、記入されたものを後日センターに持参いただき、結果を各参加者に送付させていただくという取り組みをさせていただきました。
パワーポイントでの座学「フレイルについて/フレイル予防のための食事について」説明し、最後にDVDを使用して「フレイル予防のイス体操」を行い、食事と運動の重要性もお話しさせていただきました。
今回の調査でフレイルの方が14%・プレフレイルの方が73%・問題ない方が13%という結果がでました。フレイルとプレフレイルの方が9割近くおられることに驚くとともに、コロナ禍の中で活動量が減り、社会参加も難しく、制限の多い中でフレイルの方が地域でかなりおられるのではとの結果でした。また今後増加していくのではとの思いもあります。
健康寿命延伸の為にも、フレイルの方を早期に発見し、多職種と連携を行い、健康な状態に戻っていただくことが重要であると考えます。今回の活動で「見つけること・つなぐこと」の必要性・重要性が浮き彫りになったと思います。
フレイルとは;
高齢者の虚弱のこと。からだやこころの機能(はたらき)が低下し、要介護に陥る危険性が高まっている状態を言います。
2019/09/02以前の掲載記事については、各短大HPからご覧ください。