高大連携事業「ぷるんぷるん食感の科学」模擬授業を実施

2025年12月12日

高大連携事業「ぷるんぷるん食感の科学」模擬授業を実施

12月11日(木)、高大連携事業の一環として、伊勢崎興陽高校にて模擬授業を実施しました。
今回のテーマは 「ぷるんぷるん食感の科学~ゲル化剤の違いを体験してみよう!」。
食を科学する系列の1年生36名を対象に、ゲル化剤の仕組みや食感の違いについて学んでもらいました。

授業ではまず、ゼラチン・寒天・カラギーナン・メトキシルペクチンなどの代表的なゲル化剤の種類と特徴を説明しました。あわせて、食感を表現するテクスチャー用語やオノマトペについても考えてもらい、言葉で食感を表現する楽しさを体験してもらいました。

その後、ゼラチン・寒天・コンスターチの3種類のゲル化剤を使用した「いちご牛乳プリン」を食べ比べ、弾力性・付着性・破断性・口どけの違いを実際に体験。どのゲル化剤が使われているかを当てるミニクイズにも挑戦してもらい、全問正解者は約半数でした。

さらに、ゼラチンを使った「簡単いちごミルクプリン」づくりにも挑戦しました。砂糖とゼラチンを混ぜ、お湯でしっかり溶かしてからいちごミルクジュースを加える工程でしたが、ゼラチンを溶かす前にすべての材料を入れてしまった班もあり、うまく固まらないプリンになる一幕も。それでも「フルーチェみたいな食感になった!」と嬉しそうに話す生徒も多く、楽しみながら実験する姿が印象的でした。

生徒からは

「食感の違いがあって面白かった」

「コンスターチのプリンが甘くて美味しかった」

「うま味を舌で感じていると思っていたが、脳の働きだと知って驚いた」

など、さまざまな感想が寄せられました。

今回の体験を通して、生徒たちが食への興味や科学への関心をさらに深めるきっかけになれば嬉しく思います。

2019/09/02以前の掲載記事については、各短大HPからご覧ください。